集団指導の授業
一つの教室で多くの生徒が授業を受ける
塾での授業形式として最も一般的なのが集団指導の授業です。小学校や中学校、高校などと授業の仕方は基本的には同じで、多くの生徒が一つの教室に集まって、一人の講師から授業を受ける仕組みになっています。どの生徒も同じ内容の授業を受けることになるため、自分だけ教わっていなかったために他の人から遅れを取ってしまうというような不安を抱くことがありません。また、誰もがよく理解できるように工夫した授業になっているのが通例です。特に経験が十分にある塾であればノウハウを蓄積していて、大半の生徒がわかりにくいと思うところを重点的に説明してくれるといったこともあります。一般的な生徒に合わせた授業を受けられるので基礎学力をつけるのに適しているでしょう。

周りに生徒がいるのが魅力的
集団指導の塾では授業を受けているときに周りに他の生徒がいるのが魅力です。一人で勉強していると緊張感がなくて眠ってしまう、飽きてしまって勉強できなくなってしまうという生徒も多いでしょう。集団指導の塾であれば授業中は常に周りに他の人がいるので、その視線が気になることで緊張感が生まれます。集中力を高めるのに適しているだけでなく、他の人には負けられないという競争心も生まれる場合も少なくありません。ただ、授業を聞いてわからなかったときに誰も質問しないと、自分だけわからないのかもしれないと思い込んでしまいがちになります。授業中には遠慮して質問しないという生徒も多いことをよくわかっていれば、このような問題も起こらないでしょう。